ナチュラルヒーリングPhoto/短い秋


夏を惜しむ。秋を惜しむ。
若者は夏を惜しむ、という。
確かにそうだった。「ああもう夏が終わっちゃうよ。もっと遊んだりいろんなことをしとけばよかった!」と毎年思ったような気がする。
ではそののちはどうか。
秋を惜しんだりするようになるらしい。
「あはれ今年の秋もいぬめり」という下の句が有名な百人一首第75番、藤原基俊(1060-1142)の「ちぎりおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬめり」のように、愛が実らぬまま過ぎていく秋をうらむ、というようなことにもなるようだ。
今年のような長いながい暑いあつい夏が終われば、多くのオトナの人は、やれやれと思うばかりで惜しむ気持ちはあまり起こらないだろう。
ただ、ことし「も」そのような傾向だが、短かすぎるほどに短くはっきりしないくらいの秋というものは、先の和歌のように恋愛がらみではなくとも、残念で恨めしく感じてしまうのではないだろうか。
この短い秋はたとえば栗や柿やミカンなどの当たり年であって素晴らしい、という話もあるが、できれば、来年は普通に秋が、木々の葉が美しく染まる秋が、しっかりちゃんと楽しめるようであって欲しいと願うところだ。
<A.T.迦楼羅の今週のゲオマンシー「シングル・シンボル」占い>
【質問】:「今年は、冬の味覚も沢山楽しめますか?」
【出たシンボル】:フォーチュナ・マジョール
【答え】:「大吉」! 祝福を与えられた最大限の好機。楽しみましょう!!
*シングルシンボル占いとは、タロットカードのワンオラクルのように、短い簡単な質問に対して一つのシンボルを導きだして占う方法です。
A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html
















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