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カメラ これも流行るかな?

以前にも書いたが最近モノクローム撮影が流行っているようだ。モノクロ専用のカメラが発売されて人気だというし、写真系SNSなどでもモノクロ写真のクラブみたいなものがあったりもする。

カラー写真は、スマートフォンですら鮮やかに撮ることができるようになったので、どうも普通に「キレイ」な写真というだけでは飽き足らなくなったものらしい。
モノクロ写真だけでなく、「写ルンです」といった使い捨てレンズ付きフィルムや、昔ながらのフィルムを使うカメラで撮るのも流行っているのだそうだ。
更には2000-2010年代の黎明期から全盛期のコンパクトデジカメもまた、流行り始めているのだと聞く。フィルム同様に古いコンデジも「写りが甘い」のがイイのだそうだ。

そのほかにも、「トイレンズ」と呼ばれるプラスチック製などの作りがゆるい安価な交換レンズをデジタル一眼やミラーレス一眼カメラに取りつけて撮るのも流行っているという。
トイレンズを使うと画像が甘くなるのは上述のフィルムカメラや古いコンデジと同じだが、中でもファンに「トンネル効果」と呼ばれる、画像周辺が暗く写るのが「面白い」のだという。
いやいやそれは昔から「周辺減光」と呼ばれて「出来の悪いレンズの欠点」のことに他ならないのであるが。
いやはや、そんなものが喜ばれるのだから、世の中というものはなかなかに面白い。

ところで、思うに、昔のレンズの欠点として「レンズフレア」が写りこみやすい、ということがある。これは、複数枚を重ねて構成するカメラレンズのそれぞれに光が反射しその光芒が写りこむことによるもので、近年は材質や加工ならびにレンズコーティングの向上によってずいぶん抑えられるようになっている。
しかし、この「レンズフレア」、アニメなどで夏の朝日のまぶしさを表現するためなどのためにはわざわざ描きこまれることすらあるので、見れば「あれのことか」とお分かりいただけるだろうと思う。
それが、古いレンズではこの写真のように実際に写りこむのである。これも面白いと思うんだがこれは流行らぬのだろうか。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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