ナチュラルヒーリングPhoto/対決

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それはまるで怪獣映画のワンシーンのようだった。
薄曇りの空の下、対峙する二つの巨大な姿。緊迫した雰囲気が漂う…
そんな風に見えてしまった。

左手は、言わずと知れた有名な「太陽の塔」。
1970年開催の大阪万国博覧会のシンボル。故・岡本太郎のデザインである。
その後すぐに永久保存と決められたのはいいが、ながらく放置され老朽化したみすぼらしい姿をさらしていたところようやく1990年代に入ってから顔をステンレスで作り直したり全体をきれいにしたりした。2016年からは塔の内部を耐震補強したり展示を再生するプロジェクトも進み今では内部の観覧も可能になっている、という。
この太陽の塔は、高さは70メートルもある巨大な構造物だ。

一方右側の、見ようと思えば何か巨大な花かヒトデの怪物に見えないこともない観覧車は、「OAKA WHEEL(オオサカホイール)」。
太陽の塔の南、大阪中央環状線(略して中環:ちゅうかん)と中国道・吹田インターチェンジという幅広い道路とモノレールを挟んで何百メートルも離れた「ららぽーとEXPOCITY(エキスポシティ)」にあるこのオオサカホイールは、観覧車として日本一の高さ123メートルと「太陽の塔」よりだいぶ背か高い。一周18分で普通のゴンドラだと料金千円。VIPゴンドラもあるそうだ。

2016年大ヒットの映画「シン・ゴジラ」の巨大不明生物ゴジラは映画最後の形態(通称「鎌倉さん」状態のとき)で身長118メートルという設定なのだそうで、ゴジラの巨大さにも驚くが、太陽の塔もこの観覧車も大きなものだと感心してしまう。

大阪万博当時にも博覧会場に隣設の遊園地では当時最大級のジェットコースターが有名で、その後、大阪万博跡地の遊園地でもジェットコースターが有名だったが、いつだったか恐ろしい事故があってその後ずいぶん長い間なにもやっていなかった。できないでいた。

それがごく近年になって、EXPOCITYができたりプロサッカーチームのスタジアムができたりして賑わいと華やかさを取り戻している。他にも、エキスポシティの中には大きなショッピングモールやレストラン街、遊園地、映画館、そして体験型ミュージアムの「NIFREL(ニフレル)」などもある。

どちらも、公共交通機関といえばモノレールということになる。この料金がちょっと割高だというのが気にはなるが、楽しそうなお出かけスポットだ。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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