ナチュラルヒーリングPhoto/芽吹きの季節

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近頃も相変わらず世間は咲き誇る花々に満ちている。
梅もも桜、コブシにモクレン、ハナミズキときてツツジにサツキ…とにぎやかだ。
しかし同時に今頃は芽吹き、芽生えの季節、新緑の季節でもある。

濃い緑の葉を付けた木の枝の先端には、サラダにでもできそうな淡いうすみどりの新しい葉の芽がやわらかく生えてきている。
冬の間、葉を落として丸裸になっていた木々の枝にもいつの間にかたくさんの葉がつき、日々それらが大きく、多くなっていっている。

視線を低くしていけば黒々と土肌を見せていたところや、いちめんにベージュ色のカーペットでも敷き詰めたかのようだった枯れ野原にも草が芽生え、いつのまにか草原へと変貌している。

そしてまた、秋に実を落とし種を飛ばす樹木のちいさな小さな芽生えを見ることもある。
写真はそんな樹木の幼生ともいうべき実生(みしょう)の小さな楓たちだ。中には、見回してもその親たる青紅葉の木が目に入らない位に遠くまで飛ばされたものと見えて、ぽつんとひとつだけ芽生えているものもあるが、楓のすぐ下だとたくさん寄り集まって生えていたりする。
もちろんこれら全てが樹木として生存・成長できるわけではないことはわかりつつも、微笑ましく楽しい気持ちで励ましの言葉をかけたくなる姿だ。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
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