LIFESTYLE/カワセミ

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何気ない日常の暮らしの中、ちょっとした近所の公園の散歩のときに、こういうとりわけ目立って華麗な自然の存在を垣間見ることができるのはとても貴重で楽しいことだと思う。

この写真のカワセミは、家のごく近所の川のほとりに作られた遊水地…洪水調整池を兼ねた公園の水辺に時々現れる。
そう、時々。
つまり運が悪いと滅多に見られない。でも、子育ての時期に当たるという初夏のころには水辺で狩りをする頻度が高いとのことで、おかげで合計して年に数回くらいは目にすることができている。

見ることができたときは、きれいだしかわいいし素早くてかっこいいし、うれしくなる。
カワセミが来るということは、そんな遠くではないところに静かで安全な林か森があってカワセミが巣を作って家族で暮らしていて、来ている川には少なからぬ小魚がいるということで、このあたりの自然環境がわりと良いのだということでもあるのだろうから、そのこともうれしい。

人間たちがいっぺんずいぶん痛めつけ傷つけてしまった自然環境の回復、保護、維持は、どうやらうまくいっているようだ。
そう思うだけで具体的に詳しいことまではわからないのだが、例えば、濁って淀んで悪臭をはなつ小川や用水路であるとか、土手や空き地の不法投棄物の山だとか、もくもく上がる工場などの真っ黒な煙やなんかは、ほとんど見なくなったのは事実だ。
自動車の排気ガスも昔よりはだいぶきれいになって、もうほとんどにおわなくなったと思う。
いやそれでも、6車線とかそれ以上ある大きな道路の横断歩道を渡る時などには、むせかえり息詰まるような排気ガスの悪臭と刺激を感じることもまだ、ある。

みんなの努力でせっかくここまでましになったのだから、これ以上悪くなるのを防ぐだけじゃなくてもう少しがんばってもっと環境を良くして、それこそカワセミが家族連れで毎日いっぱい来るくらいになったらいいなと思う。

とはいえ、何か今すぐ具体的にできることがあるわけでもないから、カワセミを見かけたらうっとりそっと見つめることぐらいしかできないのだが。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html

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