ナチュラルヒーリングPhoto/三十三間堂

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京都七条「三十三間堂」
「通し矢」(とおしや)の行事で有名な「三十三間堂」(さんじゅうさんげんどう)。
正式には「蓮華王院」(れんげおういん)と言う天台宗の寺院の「本堂」だ。
この寺院の本堂建築はとても長く、柱と柱の間が33もあるので「三十三間堂」と言われるようになったようだ。
三十三間の「間」(けん)と言うと今でも家や部屋などに関して使われる昔からの長さの単位があるが、これは6尺に等しく約1.8メートルに当たる。
だから三十三間堂っていうのはつまり「1.8メートルかける33=60メートル弱」だろう、と思っていた。だと思ったら違っていて、三十三間堂の長さは120メートルと予想の倍くらいもあるんだそうだ。

「通し矢」という行事は江戸時代には藩対抗競技として盛り上がったようだが、三十三間堂の軒下のあちらとこちらに的と射場を設けて二十四時間で一万数千本の矢を射て数千本余りを的に中てたとかいうとんでもない記録が伝えられているようなので、興味のある人は調べてみればきっと驚くことになるだろう。

三十三間堂内部は写真撮影禁止なので公式サイトの写真を見ていただくしかないが、それはもう圧巻の仏像数である。仏様や仏像の知識が豊富な人はとても楽しめることだろう。
それらはほぼ全て国宝なので、お寺の人であっても手を触れることすらできないのだと言っていた。つまり掃除もできないわけだから、堂内は土足禁止。出入り口で靴を脱いで棚に置き、ぐるっと見て回って戻れるようになっている。

お堂の外には小ぢんまりしたお庭・泉水があり、よく手入れされていてきもちが良い。
京阪七条の駅からわりと近いうえに、はす向かいに博物館があるくらいで近くにはほかに見物するものがあるわけでもないから比較的混雑も少ないように思う。
最寄りの京都市バスのバス停(その名も「博物館三十三間堂前」)からは同じ七条通にあるJR京都駅行きのほか、清水寺、平安神宮、鉄道博物館などへのバスも出ていて、京都市内の他の観光地との行き来も便利だ。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html 

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