ナチュラルヒーリングPhoto/モノクロ

ナチュラルヒーリングPHOTO

もう忘れた人もいるかもしれないしそもそも知らない人も多くなったかもしれない。昔は「写真」といえばモノクロームだったのだ。
つまり、カラーじゃない写真が当たり前だった。
写真だけじゃなく、新聞はもちろん雑誌の写真も白黒(色の付いた絵や文字を印刷した本はあった)。映画もテレビも白黒だった。

それが、ええと確か、現在の上皇さまが皇太子だった頃、美智子さまとご結婚だというのでカラーテレビが普及した、とか聞いたことがある。
令和の現在からはるか以前のことだ。
そして今、写真といえばスマホで撮るのが普通。「シャメ」とか言うと「古い」と驚かれるくらいのありさま。

その現代の、高級一眼レフデジタルカメラに「モノクロ専用機」が作られて大好評だというはなしがある。
最近発売されたものが二機種あって、一つは海外メーカーの老舗ライカのもの。知らなかったがライカではこれまでも時々モノクロ機を出し続けていたらしい。高級メーカーなので、レンズを除いた本体のみで130万円を越える値札が付くそうだ。

もう一機種は国産のPENTAX。もともとカラーで撮れるカメラをモノクロ専用に改造したので十万円も高くなった。それでも当面の販売予定数は完売の大人気だそうだ。
なんと、いまの日本で、モノクロ写真に人気が出ようとは!

モノクロ写真は、デジタルカメラなら簡単だ。
メニューのなかに、必ず「BW」とか「モノクローム」という項目があってそれを選ぶとモノクロで写真が撮れる。
コンパクトデジカメやミラーレスのいいところは、設定をモノクロにするとファインダーや背面液晶もモノクロで映してくれるところだ。直接外部を見る構想の一眼レフカメラではそうはいかない。

試しにいくつかモノクロで撮ってみたが、さりげないありふれたものでもどこか「作品」ぽくなる気がして面白い。

A.T.迦楼羅
ジオマンシー(ゲオマンシーともいう)占い、西洋占星術、易占いなど、世界各地に古くから伝わる占術の研究者であり、心理カウンセラーとしても多方面で活躍中。
スピリチュアルカウンセラー育代オフィス所属
https://www.ikuyo.co.jp/top.html

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